これほど終わってしまうことが心惜しい1年もありません。人生にとても大きなアクセントをつけた1年、まるでノリッジの中盤におけるガブリエル・サラのような、今後の自分にとって必要不可欠な時間を過ごせた2023年でした。
(たった2年しか務めてませんが)正式に会社を辞めたのが3月、イギリスに行くことを報告して多くの温かい言葉をいただいたのが4月、「EFLについての発信」に専念するとても贅沢な時間の使い方ができたのがそこから5月末までの2ヶ月間。そして7月にイギリスに渡ってからは、このSubstackの開始に始まりFootballistaさんでの記事執筆、何より夢にまで見た毎週末にフットボールがある生活の実現。一歩を踏み出すどころか、今年1年だけでも何枚もの新しい扉を開くことができました。
そうして改めて思うことは、「もっともっといろんなことを知りたい、やってみたい!」。人間ってやっぱり、欲深い生き物です。本当に幸運なことにこちらでも多くのファンに歓迎してもらって、既にこの場所のことを純度100%のホームだと思うことができています。だからこそコンフォートゾーンに入ってしまっているような気もするし、「もう一歩先」に行きたいという気持ちも生まれます。
おそらくは日本の多くの方々が知らない、あるいは興味さえ持たないけれども非常に興味深い、そんなことを日々吸収していく日常生活。それを自分の中の金庫に閉じ込めるのではなく、こんな面白いことがイングランドのフットボール界・その周縁にはあるのだと、もっと多くの人に伝えたい。そんな純粋なマインドセットは、もしかしたらずっと前にこの活動を始めた時の気持ちに似ているかもしれません。それをより形に変えていけるように、来年もよりパワーアップした活動を展開していきたいです。
一応本職と思っているブログは結局渡英後一度も更新できていません!何個か書き溜めているものはあるので、更新頻度高めるべく頑張ります。また何より5月末には帰国することになるので、その後の日本での身の振り方についても絶賛考え中です。どうなってもフットボール界には何らかの形で関わっていきたいとは思っています。
という2023年、なんにしても素晴らしい1年でした。
最後なので、インスタにつけている観戦記から特に印象に残っているスタジアムを振り返ります。
最初に行ったのはチェルトナムでの親善試合。その後のグダグダ長い投稿に比べて本文の短いこと!もちろんこの時は彼らが開幕後10月まで無得点というとんでもない記録を樹立してしまうとは思いませんでしたが、ダレル・クラーク就任後の凄まじいターンアラウンドもまた今年後半のEFLを彩った特筆級の出来事でした。
三好初ゴールのブリストル・シティ戦。さすがにこの時よりは英語上手くなってるはずです!😂 この次のホームゲームのマッチデイプログラムにこの時のことが載って、それを彼自身も見てくれたそうです。実際問題、三好が活躍してくれていなかったら私もここまでは受け入れられていなかったと思うので、感謝しかありません。
セント・アンドリュースに来たことはこれまでにもあったし、まあそこそこのことは経験した状態で来た今回のイギリス。しかしこれは正真正銘の初体験、キダーミンスターでのノンリーグ観戦!カルチャーショックがそこかしこにあって、心から皆さんにお勧めできる場所です。
https://twitter.com/Japanesethe72/status/1700914028812390739
このスタジアムと私について今さら詳しく説明する必要はないと思います。本当に、本当に、心を満たされる時間でした。
ミドルズブラ戦、ウェイン・ルーニーの初戦。あまりにもな内容、それでもポジティヴであろうとする気持ちが伝わってくるような文章です。ただ本当にこの時は、自分の間近で喧嘩を見たことへの興奮が上回っていますね😂
オーバーナイトコーチだったサンダランド戦はニューカッスルでの夜がハイライト。あのペップ・クロテットとお友だちになった週末でした!
トロイ・ディーニーに会えたレスター戦。まさかこの2日後、フォレストグリーンの監督になるだなんて…!またこれは初めてのマンデーナイト、返す返すもいろんな「初めて」を体験できた1年でした。
結局今年の総観戦は37試合でした。数としてはまだまだなんですが、どの道チャンピオンシップのスタジアムにはこの後行くことを考えれば、(たとえそれが試合観戦で、でなくとも)「72」を目指してみようかという気持ちになってきています。できるかな?
というわけで改めて、今年1年ありがとうございました!来年に向けて、このSubstackで扱ってほしいテーマなどあればどんどんご要望ください。またイギリスに来られる方、そもそももういらっしゃる方も、何かありましたらぜひお気軽にご連絡くださいね。
あと半年、精一杯楽しみます!